その他大勢から抜け出せ。「ゴーストモード」の勧め

その他大勢から抜け出せ。「ゴーストモード」の勧め

「ゴーストモード」とは一般に、スマホのアプリの位置情報提供・共有をオフにする機能や、ゲームにおけるステルスモードの意味で使われることが多いかもしれませんが、何かに取り組む姿勢・生き方のモードを表す表現としても使われることを知り、以前書いた「キャリアブレイク」にも通じる考え方で、面白いと思いましたので書こうと思います。

「キャリアブレイク」

ここでの「キャリアブレイク」は、会社に残るか転職するかの二択ではなく会社を辞めるなどしてある程度まとまった時間をとり、勉強をしたり自分の関心あることに集中して取り組むことを表現しています。

社会は大きく変化し、もはや日本人のメンタリティに由来する村社会型、既得権益へばりつき型、現状維持型の組織運営や生き方では立ち行かず、学校、会社、世間といった自分を取り巻くものに合わせていれば提供されるはずだった安心と安全は十分には提供されなくなり、しかし同調圧力だけは残る現状において、刻々と変化する社会状況に対応するために「キャリアブレイク」することを勧める、と書きました。

▶「キャリアブレイク」についてはこちらの投稿をご覧ください。

「ゴーストモード」

以下の動画で、「ゴーストモード」とは「一定期間姿を消し理想に向けた行動を短期集中で行うことで理想に近づくライフスタイル」だと説明しています。

【7つのステップ】いま、海外で話題の“姿を消す習慣”「ゴーストモード」とは?
https://youtu.be/LTxRwYdc0tI?si=zc-VEickqbXljw_3

元ネタ(参考動画/引用動画 )は以下の動画とのことです。

the 7 steps to going ghost mode (no bs)
https://youtu.be/ZqvZpHnti9s?si=jTomrvP8pCraHALi

生産性のない人間関係やスポーツ観戦、スマホ、ゲームなどを一定期間絶ち、自分の目標を明確にし、そこに対する行動に集中するモードを言うようです。

いくつかのキーとなるポイントが説明されています。


・時間を潰すだけの友人とは距離を置き、同じ方向を向いている仲間を作る
・目標は1つに絞り、言語化して明確にする
・無駄なスポーツ観戦、ゲーム、スマホ、SNSなどを完全に排除する
・モーニングルーティンは最小限にし、すぐに作業に取り掛かる。朝ごはんもそのあとでよい
・睡眠は絶対に必要
・筋トレ、読書、瞑想、散歩などの良習慣を報酬にすること
・週末に、「今週うまくできたこと」「今週改善できたこと」「今週改善できなかったことの中で来週もっとも集中するべきこと」はなにかを振り返ること

だとしています。

ゴーストモードの期間に特に指定はなく、最低でも1ヶ月、そして、結果にフォーカスする、とのことです。

「キャリアブレイク」は「目的をもってキャリアの連続性を中断する」状態又はその行動を表す表現ですが、「ゴーストモード」はもっと自分の気持ちのあり方にも関わる生活のモードを表している印象です。

今必要と思うことへの私自身の感覚にも合致します。

「ゴーストモード」は自分でビシネスをしている人を想定しているかもしれませんが会社勤めをしている人でも取り入れることができ、しかも必ずしも会社を辞めて集中しろとは言っていないように思います。

既に「静かなるビジョン」を持つ皆さんは、無意味にテレビやスマホを長時間眺めたり、芸能人のスキャンダルを読み漁ったり、何かに誹謗中傷したりして人生を無駄にすることなく、常に勉強し、やるべきことを粛々(しゅくしゅく)と行っていると思います。

社会情勢が不安定になってきましたが、私も、睡眠は確保しつつもっと行動を研ぎ澄まして行こうと思います。

1ヶ月と言わず、1年、5年、10年続けたらどうなるだろうかとワクワクしますが、短期集中がキモなのかもしれません。