トロリーバス(架線電気バス)もあるサンフランシスコのバス

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トロリーバス(架線電気バス)もあるサンフランシスコのバス

サンフランシスコはバス路線が発達しており、日常生活にも観光にも便利です。トロリーバス(架線電気バス)が多いこと、2連結バスがあること、バス停に次のバスの時間表示があること、トランスファーチケットのシステムなど、いくつかの特徴があります。ここではサンフランシスコのバスの特徴を解説します。

▶︎ロサンゼルスエリアのバスについてはこちらの投稿をご覧ください。

サンフランシスコの路線バスの特徴

サンフランシスコの路線バスにはいくつかの特徴があります。

トロリーバス(trolley bus)
Muniのおよそ800台のバスのうち300台はトロリーバス(架線電気バス)だそうです(Wikipediaより)。バスの屋根にトロリーポールと呼ばれる集電用の棒が2本ついていて、路面電車のように架線から電気をとって走ります。環境に配慮したものだそうです。サンフランシスコのバス Bus in San Franciscoサンフランシスコのバスのトロリーポール Bus trolley poles in San Francisco架線がクモの巣のようになっている場所もあります。レールのないバスがこれで走れるのは不思議ですが、まれに場所がずれすぎてトロリーポールが外れることもあるようです。近代のトロリーバスはバッテリーも積んでいて、トロリーポールが外れたり、工事現場やストリートフェアを迂回する必要がある場合でも走れるとのことです。サンフランシスコのバスの架線 Muni Trolley wires in San Francisco

SFMTAのウエブサイトのトロリーバスについての記述
https://www.sfmta.com/getting-around/muni/muni%E2%80%99s-electric-trolley-buses

2連結バス
しばしば2連結バスが走っています。利用客の多い路線の混雑する時間に運行しているのではないかと思います。2連結のトロリーバスもあります。サンフランシスコの2連結バス Bus in San Francisco

バス停に次のバスの時間表示
すべてのバス停にあるわけではありませんが、要所要所のバス停に屋根と電光表示があります。行き先別に次のバスが来るまでの待ち時間が表示され便利です。サンフランシスコのバス停 Bus stop in San Franciscoサンフランシスコのバス停 Bus stop in San Francisco

トランスファーチケット
バスに乗るときに運転手からトランスファーチケットをもらっておくと、90分以内は無料で他のバスに乗り継ぐことができます。短時間の用事であれば、片道の料金(現金の場合2.75ドル、クリッパーカードの場合2.5ドル 2017年12月現在)で往復できてしまいます。

クリッパー(Clipper)カードは、ベイエリエリアのバス、電車などの公共交通機関で使える共通の交通系ICカードです。クリッパーカード (Clipper Card)