【NYFA卒業後 日本 短編映画プロジェクト参加】怪獣少女

「怪獣少女」つのオブジェ
映画プロジェクト参加「怪獣少女」

ここでは、短編映画「怪獣少女」制作に参加した様子をお話しします。

「中2映画プロジェクト」

「怪獣少女」は、つんく♂さんの主導する、「TOKYO青春映画祭」と平行して行われる「中2映画プロジェクト」と第された「中2」をテーマにした青春映画制作プロジェクトの作品の一つです。

この青春映画制作プロジェクトは、つんく♂さんの主宰するオンラインサロン「つんく♂エンタメ♪サロン」のメンバーが中心となって行われる「超クリエーターズ革命!」というプロジェクトの一環とのことです。

「超クリエーターズ革命!」ウエブサイト
https://creators-revolution.tnx.cc/

その短編映画制作プロジェクトの監督の一人にニューヨークフィルムアカデミーで知り合った坂部敬史監督が選ばれ、ヒロインもオーディションで選ばれて参加しています。

坂部 敬史ツイッター

怪獣少女ツイッター

「怪獣少女」

「怪獣少女」その「怪獣少女」に、主に美術小道具制作担当などとして途中から参加しました。撮影前に小道具を作り、実際の撮影時には映画自体のメイキング映像も撮っておくことになりました。また、ポスプロでVFX作業が必要になる可能性もありました。

怪獣が都市を襲っている日本で、自分の将来を決めかねている中学生の少女が、自分の住む田舎にも怪獣が来るかもしれない緊張感の中、その怪獣や周りの友人たちの様子に影響を受けつつ一歩を踏み出す話です。

怪獣の存在に憑かれたように創作意欲を掻き立てられた友人の一人が制作中という想定の怪獣の模型(人形)として、最初は高さ30cmほどのものを依頼されて作りましたが、撮影予定日が雪の予報となったために延期をした期間に監督が脚本を更新し、新たに170cmほどのツノのオブジェが必要となりました。

「怪獣少女」オブジェ

割り箸で作った構造検討用のミニチュア「怪獣少女」つのオブジェ

人の身長ほどもあるツノのオブジェを撮影前に作ってロケーションに運ぶのは、制作上も運搬上も現実的ではないので、まず私が必要な材料をホームセンターで選んでおき、ロケーションに前乗りする監督がその日購入してロケーションに運び、私は撮影初日に他の人形や道具と共に現地入りしました。実際に撮影で使うのは翌日です。

実際にそのツノのオブジェを使うロケーションであり制作場所でもある倉庫の隣では別のシーンの撮影をしているためしばらく待ち、そのシーンの撮影が終わって監督、キャスト、クルーが次のロケーションに移動したあと、一人ロケーションに残り、作り始めました。

「怪獣少女」つのオブジェ制作中「怪獣少女」つのオブジェ制作中

「怪獣少女」つのオブジェ制作中事前に割り箸のミニチュアを作って構造を考えておいたことと、監督がホームセンターで材料購入時にホームセンターの人が木材を必要な寸法にカットしていただけたため作業自体は楽でしたが、色々と困難もありました。

木材の節に力がかかって割れてしまったためその部品をカットし直したり、用意した釘とドリルビスのうちオブジェに強度を持たせるためにほぼドリルビスを使ったため作業終盤で電動ドライバーの内蔵バッテリーが切れ、充電している間に釘を使ったもののやはり強度が出ず、そうこうするうちに夕方から夜に差し掛かり、倉庫の電球では暗いので用意してあった撮影用LED照明を使ったものの、長時間つけっぱなしにしたせいか点灯が切れる現象が発生し、予備のバッテリーに変えたもののやはりしばらくすると電気が消えてしまい、作業ができなくなってしまいました。翌日撮影前に残りの作業をさせてもらうことになりました。

「怪獣少女」つのオブジェ制作中

ロケーションの近くに監督ほかクルーと一緒に泊まり込み、翌日は朝から作業をして撮影前に必要な骨組みは無事出来上がりました。「身長より巨大」で「天井まで届くような大きなツノ」という監督のイメージに基づき、最終的に183cmの高さになりました。

下の写真のオブジェに巻いてある紐は監督のイメージに基づいてつけたもので、紐がなくても安定して自立します。

「怪獣少女」つのオブジェ制作中

ただしオブジェに関わる作業は続きます。ストーリー上では登場人物がここに粘土をつけていくことになっています。そのため、撮影に合わせてこのオブジェに粘土をつけていく必要がありました。いくつかのシーンでこのオブジェが出てきますが、ストーリー上は時間が経過しているため、あるシーンを撮影したあと次のシーンの撮影までの間に急いで粘土を付け足したりしました。

「怪獣少女」つのオブジェ制作中

このオブジェ制作に関わっている間はメイキング映像の撮影はできず、オブジェが一段落してからメイキング映像の撮影をしました。

ZHIYUN WEEBILL S + α6400

この映画は2022年6月4日に「TOKYO青春映画祭2022」で上映されます。
https://tyff.tnx.cc/