「電話が大変混み合っており、、」1時間半以上ねばったがカスタマーサポートに繋がらずギブアップした話

1時間半以上ねばったがカスタマーサポートに繋がらずギブアップした話

日本からアメリカの銀行の日本語カスタマーサポートに電話をした時に「順番にお繋ぎ」されるのを1時間半以上待っても繋がらずギブアップした話をしようと思います。

あらかじめ言っておくと、「アメリカの銀行ってダメだよね」という話ではなく、経済の停滞や銀行業の変化も背景に、日本の力が弱まり、さらに重要視もされなくなっているかもしれない、という話です。

留学中はアメリカの銀行に口座を持っていると便利

留学中はアメリカの銀行に口座を持っていると便利です。というより必須ではないかと思います。学校に関する費用、家賃、光熱費、インターネット費用などをチェック(パーソナルチェック=小切手)で支払うことが多いからです。自分の映画制作のために雇うスタッフにチェックで支払うこともあります。

チェックによる支払い

チェックとは、自分がチェッキング口座を持っている銀行の発行する支払い引換券のようなもので、受取人名と金額とサインなどを書き支払う相手に渡すと、相手は銀行に持っていってお金を受け取ることができます。

映画でもしばしばチェックで支払う様子が描かれます。

親会社が日本の銀行からアメリカの銀行へ

私は留学以前に、日本の銀行の傘下にあったアメリカの銀行に口座を作ってあり、留学をするにあたって慌てることなく利用できました。日本語での電話サポートもあり、支店によっては日本人スタッフもいるため便利でした。特に留学初期は日本語で相談できることは非常に心強かったです。

その銀行の預金は留学で使い切り、日本帰国後は手数料なしで口座維持できるギリギリの預金だけ残してありましたが、その後親会社が変わり、アメリカの銀行の傘下になりました。

電話サポートになかなか繋がらない

日本語での電話サポートは残るとのことでしたが、手放しで都合良くはいきませんでした。

これまでも時々、セキュリティのため勝手にオンラインアカウントがロックされてしまうことがあり電話で解除依頼をしてきましたが、今回も同様の必要性が生じてそのカスタマーサポートへ電話をしました。しかし今回は「電話が大変込み合っております。順番にお繋ぎしておりますのでそのまましばらくお待ちください」というメッセージのあと待機中の音楽が流れ、なかなか繋がりませんでした。

海外からの電話になるため現地のトールフリー(日本でいうフリーダイヤル)が使えず、電話代がかかります。

一方、現地時間の営業時間内に電話をする必要があるため、時差も考慮すると電話できるタイミングは非常に限られます。そのため、何度も電話したくはないので時間がかかっても待とうと思い、スマホの音声出力をスピーカーにし、パソコンで他の作業をしながら待ちました。

しかしいつまで待っても繋がりません。

30分ほど待ったあたりから時々、前述のメッセージに続いて「メッセージを残される方は、1を押してください」というメッセージが流れるようになりました。

1時間たったところで諦めようかと思い始めましたが、ブログのネタになると考え、もう少し待ってみることにしました。

しかし1時間半ねばってもつながらず、メッセージと自分の電話番号を残して終わりにしました。

二日後に折り返しの電話がありました。

考えられる状況

折り返しの電話があった時は忙しく、電話がなかなか繋がらなかった理由を聞きませんでしたが、考えられるパターンは例えば以下のような状況です。

1、私の前の人が1時間半以上話をしていた
カスタマーサポートの人が1人しかいない前提の仮説です。しかし、よほど特殊な内容でない限り、カスタマーサポートへの1件の電話で1時間半以上かかることはないと思いますので、これはないかもしれません。

2、私の前のそれぞれの人ごとに、長かったにせよ短かったにせよそれなりに時間がかかり、その状況によっては、私と同じように長時間待った人がいる
これもカスタマーサポートの人が1人又は少人数しかいない前提の仮説です。おそらくはこれではないかと思います。

3、「たいへん混み合っており」というのはウソで、居留守(?)になっている
後日折り返しの電話がかかってきましたので、今回の場合これはないと思いますが、日本でもまれに、企業などの問い合わせの電話番号(その時点でウエブサイトに掲載されている番号)にかからないことがあります。「おかけになった電話番号は現在使われておりません」という音声が流れるわけでもなく、何度かけてもかからず、ネット上にもその番号に電話がかからないという投稿があったりします。

社会の変化を感じる

親会社が日本の銀行からアメリカの銀行へ移ったことは、世界や日本の経済の停滞や銀行業の変化も背景にあるのだと思います。

最近しばしば見られるように、最良のサービスを提供するよりも、お客が文句を言わないギリギリまでコストを削減する時代になったのでしょうか。今回の場合おそらくカスタマーサポートのスタッフは少人数だったのではないかと想像します。いずれにせよアメリカの銀行の傘下になったことで日本人向けのサービスの質は低下していくのかもしれません。

オンラインアカウントが勝手にロックされるのは銀行側のセキュリティ対策の一環ですが、トールフリーが使えず電話をするのに手間と費用(電話代)がかかるのであれば私の場合アカウントを維持する意味がなくなってしまいます。

日本に帰国後、私がサンフランシスコで通った語学学校が閉校したり、新型コロナウイルスの影響やその後の円安の影響で留学のハードルが上がったり、社会の変化を感じます。

▶︎私が通った語学学校についてはこちらの投稿をご覧ください。

4月26日更新

最初の折り返しの電話があった時にはあいにくこちらが忙しく、アカウントロックの解除をしてもらえたもののこちらがすぐに確認できず、後日指定した日に再度電話をいただき、ロック解除の確認と、合わせて登録情報の更新をしてもらいました。

カスタマーサポートへの電話が繋がらなかった件についても聞いてみましたが、親会社変更にあたって問い合わせが増えており、カスタマーサポートの人数はたくさんいるが繋がりにくくなっているとのこと。特にアメリカ時間の昼から夕方にかけては繋がりにくく、朝は比較的繋がりやすいとのことでした。