留学・留学生を題材にした映画 リスト(ネタバレあり)

留学イメージ
留学・留学生を題材にした映画・ドラマ

留学・留学生を題材にした映画やドラマをまとめました。コメディあり、恋愛ドラマあり、サスペンス・クライム・スリラーあり、また、フィクションあり、実際にあった事件・事故をモチーフにしたストーリーあり、ドキュメンタリーテイストの短編もあり、切り口もテイストも様々です。

『恋愛留学生』”Take her, She’s mine” (1963) コメディ

■ストーリー(あらすじ)
自由闊達な10代の娘を心配するロサンゼルスに住む過保護な弁護士の男が、その後フランスの美術学校へ行った娘の状況を調べるためにパリに行く。

『サスペリア』”Suspiria” (1977) ホラー・ミステリー
 
 

『いちげんさん』(2000) 恋愛ドラマ
 
 

『THE JUON/呪怨』”The Grudge” (2004) ホラー
 
 

『リンダ リンダ リンダ』(2005) 青春ドラマ
 
 

『ちゃんこ』(2006) 青春コメディ
 
 

『I am 日本人』(2006) ドラマ
 
 

『あなたを忘れない』(2007) ドラマ

2001年に山手線新大久保駅で、ホームから線路に転落した男性を救助しようとして、日本人カメラマンと韓国人留学生が線路に飛び降りたが、列車にはねられ3人とも即死した事故を題材にしたフィクションとのことです。

『初雪の恋 ヴァージン・スノー』(2007) 恋愛ドラマ
 
 

『ワイルド・ガール』”Wild Child” (2008) コメディ、ドラマ

■ストーリー(あらすじ)
母親の死後に父が若いガールフレンドを作ることを許せず嫌がらせのいたずらをし、怒った父親によってイギリスの名門女子寄宿学校に転校させられたカリフォルニア在住の自由奔放な女子学生が、最初は自分の流儀を通そうとして周囲と衝突するが、退学になることを目指してルームメイト達も巻き込み様々ないたずらをする一方、ラクロスのキャプテンとして勝利を続けていく中で変化していく。

■解説・感想
キャスティングがいいと感じます。

主人公が異国の寄宿学校で自分の流儀を通そうとして周囲とぶつかる様子は、ともすると映画の印象がイヤな感じになりかねないと思いますが、そうなっていないのは、適度にコミカルな演出と共に俳優達のキャラクターによる部分が大きいのではないかと思います。

アメリカ人の主人公役がアメリカの俳優なのに対し、イギリスの寄宿学校の女性校長役やその息子役などがイギリスの俳優で気品を感じるのも見どころです。

父親はほとんど出てこないのですが、中盤、彼の亡くなった妻であり主人公の母親がかつてこの学校に在籍しラクロスのキャプテンを務めていたことを主人公は写真から知るのですが、終盤、ラクロスの決勝戦を見に来た父親がチームを率いている娘を見た時の驚いたような少し泣きそうな様子は、ある意味この映画の全てが表現されているように感じられ感動的です。

そばにいた校長が「お母様そっくりですね」と声を掛け「まさに生き写しだ」と答えますが、そのセリフがなくても十分父親の娘に対する気持ちと亡くなった妻に対する思い、そして同時に主人公が成長したことが伝わってきます。この映画を見てよかったと感じた場面です。

『今日、キミに会えたら』”Like Crazy” (2011) 恋愛ドラマ

■ストーリー(あらすじ)
アメリカ留学中にアメリカ人クラスメートと恋人同士になったイギリス人の女が、彼と一緒にいたいために学生ビザ失効後も帰国せず、知り合いの結婚式で一度イギリスに帰ってまたアメリカに来たが不法滞在歴があるため入国できず送還され、それぞれの国で仕事につき遠距離恋愛をするが、二人の気持ちは揺らぎ始める。

■解説・感想
役柄に合ったキャスティングで、演技も自然で本当の恋人同士に見えます。シリアスな話ですが、彼女の両親もいい人で彼を自然に受け入れ、二人が口論するシーンもありますが、重くなりすぎず微笑ましく見ていられます。重い話が好きな人には物足りないかもしれません。

セリフはほぼ完全に俳優によって即興で行われたとのことです。特に2人の主人公の親密なシーンを撮影するときは、2人の俳優がより快適に感じるように、しばしばクルーは現場から外されて最長30分の即興テイクで撮影されたとのことです。30分のシーンということではなく、最長30分即興で演じてもらい、いい部分をピックアップしたということだと思います。このことによって、主人公2人の自然な親密さが表現できたのだと思います。

この映画は一眼レフカメラで撮影されています。こちらの投稿をご覧ください。

『天使が消えた街』”The Face of an Angel” (2015) ミステリー

■ストーリー(あらすじ)
ロンドン在住の映画監督が、イタリアの町で4年前にイギリス人女子留学生が殺害され、ルームメイトのアメリカ人女子留学生とその恋人らが逮捕された事件の映画化に向けたリサーチをする中、メディアやプロダクションの姿勢に疑問を持ち、被害者の立場に寄り添った作品にしようと決意する。

2007年に実際に起きた殺人事件をモチーフにしているとのことです。

『デッドリー・エクスチェンジ 狂気の女子留学生』”Deadly Exchange” (2017)
サスペンス、クライム、スリラー

■ストーリー(あらすじ)- 母親視点
学生である娘の意向を汲んで女子留学生を受け入れホストファミリーとなった一家の母親が、姉を亡くしふさぎ込んでいた娘がその留学生の影響で元気を取り戻す一方ボーイフレンドとの仲が微妙になっていることを心配するが、娘や留学生が同級生を集めて家でパーティをした翌日、そのボーイフレンドがプールに浮かんで死んでいるのを発見する。

■ストーリー(あらすじ)- 留学生視点
かつて母親の彼氏に母親を殺されたイギリスの少女が、10年間孤児院で過ごした後18歳になって出てきて復讐のため彼を殺し、亡くなった母親に瓜二つの女の一家にホームステイするためにアメリカへ留学し、周囲を巧みに欺きながらその娘のボーイフレンドを殺し、自分を取材しようとしていた記者も殺し、ホームステイ先の母親の新しいボーイフレンドも陥れ、ホームステイ先の娘も殺そうとする。

■感想
母親を殺された恨みで10年越しにその彼氏を殺すところまでは動機として理解できるとしても、そのあと母親に瓜二つの人のそばにいたいためにわざわざ留学し、しかしその割には、その人への感情よりもその周囲の人を言葉巧みに誘導し殺していく様子が描かれ、リアリティが感じられない上に常軌を逸していて全く感情移入できませんでした。

ストーリーのアイディアもキャスティングも芝居も悪くないと思いますので、脚本、話の描き方が影響していると思います。

『take a picture/ あるベトナム人留学生の物語』(2017) 短編

■ストーリー(あらすじ)
日本に留学をしているベトナムの少女が、昼間は日本語学校で真面目に勉強をして、母国の病気の妹の治療費の仕送りもするため夜はアルバイトをするが、学費が払えず催促され、次第に授業中も疲れて居眠りするようになってしまう。

■解説・感想
映画というよりも、日本でアルバイトをしながら語学留学している学生の様子を、ドキュメンタリーテイストで10分程度にまとめたショートフィルム(短編動画)です。坂本龍一さんが音楽を担当しています。

『ヒミツの留学ダイアリー』”The Secret Diary Of An Exchange Student” (2021)
コメディ

■ストーリー(あらすじ)
世界を旅することを夢見て空港で旅行雑誌の販売員をしているブラジルの女が、タクシーの呼び子をしている友人の女と一緒にアメリカへオペア留学し、慣れない環境で奮闘したり楽しんだり様々な経験をする。

■解説・感想
明るくテンポが良くシネマトグラフィー(撮影・映像)も特に風景が綺麗です。

オペアは海外の現地家庭で住み込みで働くプログラムで、子どもの面倒や家事を担当し給料をもらいながら現地で暮らすことができます。オペアを利用して留学することをオペア留学と言います。

「ホント無理だから」(2021) シットコム(ドラマ)

■ストーリー(あらすじ)
世界各国から韓国に来た個性豊かな留学生たちが、大学の学生寮で毎日ドタバタ大騒ぎする。