留学 行きたくない人 帰りたい人 どうするべきか

St Giles
留学 行きたくない人 帰りたい人 どうするべきか

留学しなければならない状況で行きたくないと感じる人や、留学を始めたけれど帰りたいと感じる人もいると思います。

私にとっては、留学及びアメリカ滞在は色々苦労もあったものの総じて非常に楽しく有意義で、自分の人生におけるハイライトの一つかつターニングポイントだと思っています。しかし、留学をすることの意味や、楽しいと感じるかどうかは人によるかもしれません。

学校の授業の一環で留学する必要があったり、親に留学を勧められていたり、親の仕事の都合で海外へ引っ越して留学をしなければならないけれど行きたくないとか、また、希望して留学したにせよ授業の一環や親に言われて留学したにせよ、留学を始めてしばらくするとつまらなく感じたり辛く感じて帰りたいと思う場合もあるのではないかと思います。

どうしても行きたくないなら行かなくていいと思いますし、実際に留学してみた上でどうしても帰りたいと感じるなら、性格などが留学に向かない可能性がありますので、少なくともいったん帰国するといいと思います。

留学に行きたくない理由

行きたくない理由は人それぞれだと思いますが、概ね以下のような内容ではないでしょうか。


・十分な費用がない 留学にお金を使いたくない
・何らかの持病を抱えていて、海外での生活が不安
・毎日和食を食べられないのは無理
・留学そのものよりも、飛行機に乗りたくない
・英語の勉強なんてしたくない 英語で勉強なんてしたくない
・高い年齢で英語が習得できるかどうか不安
・英語が話せないのに海外で暮らすのが不安
・クラスメート達とうまくやっていったり、友達になれるか不安
・日本の家族や友達と長期間会えないのは辛い
・日本での学業や仕事に間があくのが不安

 
費用 持病

費用や持病は気持ちでなんとかできる問題ではありませんので、留学が可能かどうかきちんと検討すべきだと思います。経済的に可能であっても、留学はそれなりの時間と費用がかかりますので、その時間と費用を別のことに使いたいという判断もあるかと思います。

▶︎留学にかかった費用についてはこちらの投稿をご覧ください。

食事 飛行機

食事の相性や飛行機恐怖症も、自分の意思でどうにもならないほど深刻であれば、これもきちんと検討が必要かもしれません。ちなみに、サンフランシスコには多くの和食レストランがあり、比較的手頃な値段で食べられるところもあります。

▶︎サンフランシスコの和食についてはこちらの投稿をご覧ください。

英語を勉強 英語で勉強

留学したくない人の多くは、その留学は語学留学である場合が多いのではないかと思います。

今後ますます海外の人とのコミュニケーションの機会や一緒に活動したり働くことが増えてくると思いますので、個人的には、日本の若い人全員が語学留学程度はすべきとさえ思います。しかし、日本国内で英語力を高めていこうと思っている人や、逆に今後も英語を使わないと決心している人は無理して留学する必要はないとも思います。

▶︎英語は必要かについてはこちらの投稿をご覧ください。

▶︎語学留学の利点と欠点についてはこちらの投稿をご覧ください。

高い年齢での英語

私の経験上、高い年齢、40代で語学学習を始めても外国語を身につけることができます。少なくとも日常会話くらいはできるようになります。ただし様々な理由で、留学は本人にモチベーションがあれば若いうちがいいです。

▶︎年齢が高くても英語は習得できるかについてはこちらの投稿をご覧ください。

▶︎留学は若い時のほうがいい5つの理由についてはこちらの投稿をご覧ください。

その他の不安

その他の「留学したくない理由」は気持ちの問題がほとんどではないかと思います。

行きたくないと思っていても実際に留学したら楽しく感じる場合も多いだろうと思う反面、留学はその人のパーソナリティによって感じ方は変わると思いますので、どうしても行きたくないなら行かなくてもいいと思います。

やりたくないことをやるより、やりたいことをやるべきです。

あるいは、留学がどんな感じかちょっと体験してみるために、とりあえず1週間だけ試し留学してみるのもおすすめです。

▶︎1週間試し留学についてはこちらの投稿をご覧ください。

日本での学業や仕事に間があくことに関しては、特に若いうちは気にしなくていいと思います。むしろ現在は「レールに乗ったらずっと安泰」な世の中ではありませんので、むしろ若い特に留学くらいしておいた方がいいと思います。

▶︎留学に限らず、キャリアブレイクについてはこちらの投稿をご覧ください。

留学から帰りたい理由 

留学したものの帰りたいと感じる理由は、概ね以下のような内容ではないでしょうか。


・毎日和食を食べられないのは無理
・英語の勉強がつまらない
・英語が話せないのに海外で暮らすのが苦痛
・世界中から集まっているクラスメート達とうまくやっていけない
・日本の家族や友達と長期間会えないのは辛い

「実際に留学したら楽しく感じる場合も多いのではないか」と書きましたが、実際に留学してみた上でどうしても帰りたいと感じるなら、性格などが留学に向かない可能性がありますので、少なくともいったん帰国するといいと思います。

▶︎留学中に一時帰国する場合の、ケース別の実務上の注意点についてはこちらの投稿をご覧ください。

私の場合

前述のとおり、私にとって留学及びアメリカ滞在は色々苦労もあったものの総じて非常に楽しく有意義で、自分の人生におけるハイライトかつターニングポイントの一つだと思っています。

最初はサンフランシスコで語学留学、次にロサンゼルスで映画留学をして、世界中から集まったクラスメート達と交流し、学んだり遊んだり映画制作をしたことはとても楽しかったです。

特に、世界中から来た人達(クラスメート)やロサンゼルスエリアのアクターやクルー達と一緒に映画を作るのは日本にいたらできませんので、とても有意義な経験ができたと思います。

渡米前、日本のテレビ局子会社に勤務してCG制作や管理業務をしていた時、アニメや映画などのエンターテイメントコンテンツの企画・制作に携わりたいと思い、企画書を提出したりサンプルを作って関係しそうな人に見てもらったり色々努力したものの箸にも棒にもかからない状態でした。そこで数年に渡ってリサーチをしたあと会社を辞めて留学し、映画学校の授業の一環でいくつかの短編映画を作り、クラスメートのプロジェクトにも参加し、卒業制作では日本にいた時に考えたストーリーを短編にアレンジして作ることができました。自分の作品を、世界中から来た人達やロサンゼルスエリアのアクターやクルー達と一緒に撮影し、完成させ、その後ラスベガスの映画祭で賞を頂いたことは、わざわざ会社を辞めてまで留学した自分にとって、大きな意味を持ちます。

留学中の普段の生活も、特に問題はありませんでした。私の場合は留学そのものよりも日本に関連することに苦労しました。

▶︎渡米前には想像していなかった意外な大変さのポイントについてはこちらの投稿をご覧ください。

私は夏高温多湿で冬寒い日本の気候が苦手なので、カリフォルニアの気候は過ごしやすかったです。

▶︎日本(東京)とカリフォルニアの気候の違いについてはこちらの投稿をご覧ください。

また、食事も特に問題ありませんでした。

私にとって食事は、定期的にバランスのいい食事ができるかどうかが重要で、さほど和食にこだわりはないのですが、手軽にバランスのいい食事をしようとすると、和食か韓国料理に行き着きます。

さすがにロサンゼルス郊外の都市であるバーバンクでは和食レストランは少なかったですが、サンフランシスコではジャパンタウンのそばに住んでいたこともあり、日本とさほど変わらない日本食を食べることもできました。

和食以外にも、安くて美味しくてヘルシーなメキシカンファーストフードであるチポッレにもよく行きました。

▶︎ロサンゼルスやバーバンクの概要についてはこちらの投稿をご覧ください。

▶︎サンフランシスコのジャパンタウンについてはこちらの投稿をご覧ください。

▶︎サンフランシスコの和食についてはこちらの投稿をご覧ください。

▶︎チポッレについてはこちらの投稿をご覧ください。

まとめ

留学に行きたくないのが経済的理由や健康上の理由というのでなければ、留学してみたらけっこう楽しいと感じるのではないかと思います。実際の留学を始める前にとりあえず1週間だけ現地の語学学校に通って様子を体験することもできます。

しかしどうしても行きたくないなら行かなくていいと思いますし、実際に留学してみた上でどうしても帰りたいと感じるなら、性格などが留学に向かない可能性がありますので、少なくともいったん帰国するといいと思います。