サンフランシスコでは複数の映画館へ徒歩で行けます。私の通った語学学校St Gilesのある繁華街のほか、私の住んでいたところから歩いて10分程の場所にもシネコンタイプの映画館など複数の映画館があり、しばしば行きました。
ここではそれらの映画館と、日米の映画館の違いについてお話しします。
・AMC Metreon 16
135 Fourth St Suite 3000, San Francisco, California 94103
St Gilesから1ブロック南東側のショッピング&エンターテイメント複合施設メトレオンにあり、目の前には広めの公園があります。
・AMC Van Ness 14
1000 Van Ness Ave. San Francisco, California 94109
住居から歩いて10分程度の場所にあって便利だったので、しばしば行きました。(アイキャッチの写真)
・Sundance Kabuki
1881 Post St, San Francisco, California 94115
ジャパンセンター内の映画館で、元々AMC Kabuki Cinema 8としてオープンし、その後Sundance Cinemasが獲得したとのことです。その後Sundance Cinemasが買収され、その買収元を2017年にAMCが買収して再びAMCの映画館になり、AMC Dine-In Kabuki 8とネーミングされたようです。
・NEW PEOPLE CINEMA
Sundance Kabukiの斜め向かいにある、日本のポピュラーカルチャーを紹介するエンターテイメント施設(ビル)NEW PEOPLEの中のシアターです。
アメリカ(サンフランシスコやロサンゼルス)の映画館と日本(東京エリア:以下同じ)の映画館にはいくつかの違いがあります。
サンフランシスコやロサンゼルスの映画館の特徴
・お客さんが少ない
これは映画館自体の特徴ではないかもしれませんが、人気大作以外の場合たいてい閑散としており、このことが後述する特徴の原因になっていると思います。(写真はAMC Van Ness 14 )
・従業員が極めて少ない
チケット売り場には、休日でもスタッフが2人か多くても3人程度しかおらず、あとは清掃係などのスタッフが一人か、大きなシネコンでも数人程度で、日本の単スクリーンの映画館のような印象です。
上映時間を管理して少ない人数でまわるようにし、人件費を削減しているようです。繁華街ではない街中の映画館の場合、ドリンクなどの売店も店員がいなかったり閉まっていることもあります。(写真はAMC Van Ness 14 )
・映画グッズを売っていない
日本の映画館では映画パンフレットのほか、特にシネコンであれば様々な関連グッズが売られていますが、サンフランシスコやロサンゼルスで私の見た限りでは皆無でした。お客さんが少なく売り上げが見込めないためか、人件費削減で販売員をおけないためか、そもそも関連グッズを売ろうという発想がないのか、理由はわかりません。
・料金はアメリカの方がやや安い
通常の映画は13.49ドル、映画によっては16.79ドルや18.49ドルなどです。
IMAX及びIMAX3D映画は17.79〜19.49ドルです。
また、午前中は割引きにしている場合があり、通常の映画で4ドルや6ドルです。
最近の日本のシネコンでは座席も指定され、ネットで予約をする(できる)ようになっており、以前のように気が向いた時にふらっと映画館に行って観るような気軽さがなくなってきましたが、サンフランシスコやロサンゼルスでは、すいている上に通常は自由席なので気が向いた時に行けます。