会社を退社して留学しようとしている場合、留学の決意、会社への連絡、退社、ビザ申請などの順番・タイミングはどうしたらいいかと考えると思います。又、ビザ申請時の面接では何を聞かれるのかと不安になる人もいると思います。
ここでは私のアメリカ留学の経験をもとに、ビザ申請のタイミングと面接内容についてお話しします。
会社を退社して留学する場合の流れは以下のようになると思います。
・留学のリサーチ
・留学決意 留学先学校や留学開始日と期間の決定
・留学エージェントを通すか、直接、留学先学校に申し込み
・留学先学校からI-20(入学許可証/在学資格証明書)が発行される
・ビザの申請と面接の予約
・大使館・領事館での面接(必要書類などを持参 パスポートを預ける)
・ビザが発給された場合、面接予約時に指定した書類送付先住所にビザとパスポートが届く
・会社へ連絡(私の場合はビザが発給される前に連絡しました)
・退社に関する事務や仕事の引き継ぎなどをした後退社
大学や大学院留学の場合は授業開始日が決まっていると思いますので、それに合わせることになりますが、語学留学の場合は月曜日開始であること以外は概ね自分の都合で開始日を決められます。
しかしアメリカ留学では、語学留学から大学/大学院留学へつなげる場合も最初から大学/大学院留学をする場合も、卒業後OPTをしてそこからH-1Bビザ取得につなげたいと考えているのであれば留学開始時期に注意が必要です。
▶︎詳しくはこちらの投稿をご覧ください。
留学に際しては、学生ビザであるF-1 VISAの取得も懸案でした。というのも、申請却下される場合があるからです。会社を退社してしまった後学生ビザの申請が却下されては困るので、退社前にビザを取っておく必要があります。
しかしビザの申請をするためには留学開始日を決めて留学先の学校に申し込む必要があります。ビザ申請に必要な書類にI-20という書類が含まれているからです。これは留学先の学校が発行する入学許可証/在学資格証明書で、履修学科(専攻)、コース期間、登校開始日などが記載されています。
つまり、留学時期や退社時期を自分でまず決めてしまい、退社前の業務引き継ぎや有給休暇消化の期間のほか会社へ退社を伝えるタイミングも考慮しつつビザ申請の準備と申請から認可までの期間も計算して、それ以前に学校の申し込みやビザ申請をする必要があります。
私は留学までのスケジュールや申請に関しては念入りに留学エージェントの留学情報館と相談し、語学学校及びアパート(寮)の申し込みと併せ、ビザ申請サポートも留学情報館にお願いしました。
▶︎留学情報館のほか私が実際にお世話になった留学エージェントについてはこちらの投稿をご覧ください。
在日米国大使館・領事館のウエブサイトに非移民ビザ申請方法のページがあります。
在日米国大使館・領事館のウエブサイト
非移民ビザ申請方法のページ
https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/nonimmigrant-visas-ja/non-immigrant-visa-application-procedure-ja/
→該当ページが変わったようです。
https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/#IV
学生ビザも非移民ビザの一つです。
ビザ取得のためには、書類提出のほかアメリカ大使館での面接もあります。
在日米国大使館・領事館のウエブサイト
非移民ビザ面接当日の流れ(東京の場合)のページ
https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/nonimmigrant-visas-ja/interview-procedures-ja/
→該当ページはなくなったようです。
米国ビザインフォメーションサービス(日本における米国政府の公式ビザ情報サイト)に面接に関するページへのリンクもあります。
https://ustraveldocs.com/jp_jp/index.html
指紋採取も面接もアメリカの銀行のカウンターのような場所でした。みんな椅子に座って自分の番号がスクリーンに出るのを待ちます。面接は英語と日本語混在でした。他の人もそんな感じだったと思います。9時15分集合で、終わったのは10時30分頃でした。
面接で聞かれた内容と私の場合の答えは以下です。
・どこに行きますか?→サンフランシスコ
・渡航目的→英語を勉強するため
・勉強期間→11ヶ月
・英語を勉強する目的は?→英語を話せるようになりたい。その後映画学校で勉強したい。
・日本でも映画学校にいきましたね?→はい。
・日本とアメリカの映画学校の違いは?→日本は講義を聞く勉強でアメリカは実際に作る勉強。
・今いる会社は何をしている会社か→セットデザインやグラフィックデザイン。
会社へ退社を伝えた後でビザ申請が却下される可能性もあるので、自分の都合としてはビザが認可されてから会社に話すのが理想的ですが、私の場合スケジュールがギリギリになってきており、退社に関する事務や仕事の引き継ぎなどを考慮して、やや時期尚早ですがビザの認可が下りる前に会社に話しました。
後日、無事5年のビザが発行されました。