ここではニューヨークフィルムアカデミーのDigital Editing(編集)の授業について紹介します。
Digital Editingのクラスでは、編集に関する知識と、その名の通り編集ソフトウェアの使い方を学びます。
教室のパソコンはiMacで、編集ソフトはFinal Cut Pro7を使い、テスト用フッテージを使ってソフトの主な機能を教わります。ソフトを使いながら編集手法を教わると言い換えることもできると思います。
それぞれの撮影プロジェクトの自分の作品の編集は授業以外の時間で行い、完成したものを授業で講評します。
Year1 Film(1年目最後の撮影プロジェクト)やThesis(卒業制作)など主要なプロジェクトでは、編集途中で数回に渡って個別に時間を決めて教室で見てもらい、アドバイスをしてしてもらいます。
フッテージデータや編集データは自分でハードディスクを用意して管理します。ヘッドフォンは貸してもらえます。
MFA Filmmakingコースの概要はこちらの投稿をご覧ください。
編集ソフトについてはその後AVIDに移行したようです。Final Cut ProXの操作性がそれまでのFinal Cut Proと違うことと、プロジェクトファイルの互換性がないため、移行というかFinal Cut Pro7と共存させるソフトとして、Final Cut ProXではなくAVIDを選んだということかもしれません。
下の写真の建物の2階の2部屋(厳密にはそのうちの1部屋はさらにいくつかの部屋に分かれていました)で編集のクラスが行われる他、空いている時間に空いているパソコンを利用し、学生が自分の作品の編集をする場所となっています。NYFA内ではPOST-PRODUCTION BUILDINGと呼ばれています。
210 Pass Ave. Burbank, CA 91505
私のアパートから徒歩で行けるため、便利でした。
この建物には他の会社も入っていますが、トイレは共用でした。セキュリティのため通常は鍵がかかっており、錠を持って行って開けて使いました。