留学に関する費用を抑えるためにも、留学前は荷物を整理・処分する必要があります。
私の渡米前の部屋の整理は困難を極め、数週間後には集中力が極端に落ち、全く何もできなくなりました。しかしそれでも、自分の人生の棚卸しをするいい機会になったと思います。
ここでは渡米前のアパート整理の様子を書こうと思います。
自分が日本にいるうちに運送会社と相談・予約し、荷物を整理して処分できるものは処分し、日本の倉庫に入れておくものとアメリカに送るものを別けてラベルを貼りました。しかしこの整理の作業が恐ろしく面倒でした。
元々、後に備えて書類や資料をなるべく残しておこうとするタイプであることに加え、私の世代は社会人になってしばらくたつまで世の中にパソコンが普及しておらず書類や資料を残す場合は基本的に紙だったので、膨大な量の紙の書類や資料がありました。
また、本やコミックが好きで次々に買ってしまい、何度もBOOK・OFFに売ってきましたが減るより増える方が多く複数の本棚に収まりきらずあふれていました。
レコードはそれほどありませんでしたが、カセットテープ、CD、VHS、DVDがそれぞれ山のようにありました。
エアブラシによるB1サイズやB2サイズの作品と画材や道具類、立体作品とその制作道具、複数のパソコンやモニター、スキャナー、プリンター、ハードディスク、各種ケーブル、MOなどの周辺機器とディスク類、ソフトウエアやマニュアルなどが山のようにありました。
複数のカメラ、三脚などのほか、シンセサイザーやMTRなどのかさばる音楽制作機器も保存してあり、場所をとっていました。
▶︎古い音楽制作機器やカメラなどについては、姉妹サイトのこちらのまとめページからご覧ください。
家電は使えなくなるまで長く使います。音楽制作機器以外のオーディオ機器も多数ありました。
時代に応じて自分の取り組んできた様々なことに関する多量の荷物がありました。
それぞれのものはカテゴリーごとに家具に収めたりダンボールに入れるなどしてそれなりに整理してありましたが、カテゴリーの種類もアイテム数も膨大で、「整理されたゴミ屋敷」とでもいう状態でした。
とにかく可能な限り物を減らす努力をしました。
●膨大な数の本、雑誌、コミックなどを処分しました。
●古いパソコンは思いきって処分しました。
●200枚以上あるMOのデータをなるべく容量の大きいものやハードディスクにコピーし、空にしたMOは処分しました。
●ソフトウエアのバージョンアップのたびに増えていった多量のマニュアルのうち、古いものは処分してありましたが、改めて確認して可能な限り最新のものだけにして古いバージョンは処分しました。
●ソフトウエアの箱だけでなくディスクのケースも処分し、ディスクはディスクファイルに収納し、容積を減らしました。
●CDの曲は可能な限りiPodに入れ、CDケースは処分し、ディスクはディスクファイルに収納し、容積を減らしました。
●パソコンが普及する前からの膨大な量の書類や資料も可能な限り処分しました。
●子供の頃から使っていた机はそれなりにボロボロになっていて、かさばるものなので処分しました。
●洗濯機や掃除機は妹に譲りました。
●冷蔵庫は処分しました。
●ふとんも処分しました。
いったい、購入時の金額で合計するといくらだろうかと思いながら処分していきましたが、それでもまだ山のような荷物がありました。
書類や資料、パソコンのデータなどを確認しながら必要なものと不要なものを判断して整理していく作業が非常に面倒で、数週間後には集中力が極端に落ち、全く何もできなくなりました。そのため渡米前の荷物の整理や処分は理想にほど遠い状態でした。しかしそれでも、自分の人生の棚卸しをするいい機会になったと思います。
自分が渡米する際妹に鍵を渡しておき、搬出当日に運送屋さんへの指示と連絡役をしてもらいました。日本の倉庫(トランクルーム)に入れておくものとアメリカに送るもののラベル分けはしてありましたがその場で運送屋さんにダンボールにつめてもらうものも多く、不明なものがあるとアメリカにいる自分のところへ電話をもらって答えました。カーペットなど粗大ゴミの収集に来てもらうものもあり、最後に同じ建物に住んでいる大家さんに鍵の返却をしてもらい、かなり大変だったようです。
▶︎アメリカ引越しの計画についてはこちらの投稿もご覧ください。