留学中の様々な滞在方法を写真で紹介

留学中の滞在方法

留学生の現地滞在方法は、滞在場所としては主にアパート学生寮ホームステイがあげられますが、部屋の使い方としてはルームシェアシェアハウスもあり、留学生が滞在する物件の形式や滞在方法などは多様です。また語学留学の場合と、大学や大学院の場合とで傾向が違います。

私は留学のリサーチ期間中や、語学留学中、映画留学中に様々な滞在方法を経験しましたので、写真付きで紹介します。

アパート 概要

ここで言うアパートは一般の賃貸集合住宅のことです。私は映画学校留学時から卒業後OPTでフリーランスをした時までは通常のアパートに住みました。

日米で「アパート」の意味が違います。日本では明確な定義はないものの、概ね、木造や軽量鉄骨造の低層集合住宅をアパート、鉄筋コンクリート造など堅固な造りの集合住宅をマンションといい、アパートといえば賃貸をイメージし、マンションには分譲と賃貸がありますが、アメリカでは建物の造りに関わらず賃貸集合住宅をapartment(アパートメント)と呼び、英語でmansion(マンション)というと、「大邸宅、豪邸」の意味になります。

正確にはapartmentは個々の賃貸単位をさし、apartment buildingは建物、複数のapartment buildingが集まったものをapartment complexと言います。日本で分譲マンションという時にイメージする分譲集合住宅は、condominium(コンドミニアム)が相当するようです。

通常のアパート

下の写真は、私がロサンゼルスで映画学校に通っていた時から卒業後OPTでフリーランスをしていた時まで滞在したアパートです。

アパートによって規模や建物の配置は異なりますが、ここは2〜3階建ての建物が8つ集まった中規模アパートメントコンプレックス(Apartment Complex)です。ロサンゼルス、バーバンクエリアでは比較的スタンダードなタイプだと思います。

学校に比較的近く、そばにショッピングセンターや図書館やプールがあって立地がよく、見た目はいいのですが、いくつか欠点もありました。

▶︎詳しくはこちらの投稿をご覧ください。

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ホテルスタイルのアパート

極めて少ないですがホテルスタイルのアパートのような物件で夕食も提供されるところもあります。部屋は相部屋(ルームシェア)と一人部屋から選択できます。

下の写真は私がサンフランシスコで実際の語学留学の時に滞在した場所です。ここは留学生だけでなくアメリカ人も住んでいます。リタイアした人、アパートとして住んでいる人、仕事を探すために短期の滞在をしている人、学生など、多様なアメリカ人が滞在していました。私は一人部屋に住んでいましたが、他の若い留学生の多くはルームシェアをしていました。

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KENMORE, San FranciscoKENMORE, San Francisco

ベッド、机、椅子、冷蔵庫、テレビ、チェストが備え付けられています。私は試し留学での経験やセキュリティ上の理由から一人部屋にしましたが、ルームシェアの部屋もあります。

KENMORE, San FranciscoKENMORE, San FranciscoKENMORE, San FranciscoKENMORE, San FranciscoKENMORE, San Francisco

ここは朝食と夕食が提供されます。時間が決まっているためスケジュールをそれに合わせる必要がありますが、自分で食事を作る必要がなく便利です。日曜日は夕食の提供がないため、外食をするか外でテイクアウトしてきて食べる必要があります。KENMORE, San Francisco

 

寮には学校の寮と民間の寮があり、民間の寮はレジデンスと呼ばれるようです。学校の寮は学校の敷地内や学校のそばに建てられていて、民間の寮はホテルスタイルの寮といった印象で、様々な学校の学生が滞在しています。部屋は相部屋(ルームシェア)と一人部屋から選択できることが多いようです。アパートを寮スタイルにしているものもあります。

実際の様子は下の「ルームシェア」の項で紹介します。

ホームステイ

私はホームステイの経験がありませんが、ホームステイの内容はホストファミリーによって千差万別で、良くも悪くも家族の一員として過ごすホストファミリーや、ただ宿泊場所として家の一部を貸しているホストファミリーもあるようです。

ホームステイの内容やルールも千差万別で、食事の有無や回数や内容、門限の有無、シャワーや水道の使い方、洗濯に関する決まりなどは様々のようです。

休日に何処か遊びに連れていってくれるホストファミリーもあれば全くそうでないホストファミリーもあると思います。

ルームシェアの様々なパターン

通常のアパートでルームシェアをする場合と、寮形式の建物でルームシェアをする場合があります。多くはないですが一軒家をシェアする場合もあります。

「ルームシェア」という言葉は曖昧で、文字どおり一つのベッドルームに複数のベッド又は2段ベッドがある場合とそれぞれの人が個室を使う場合があり、後者の場合「アパートシェア」と言うべきかもしれません。しかし通常はそれぞれが個室を使っていても一緒に住んでいる人を「ルームメイト」と言います。

●通常のアパートでのルームシェア
私が映画学校に通っていた時のクラスメート達の多くは通常のアパートに滞在していましたが、ルームシェアをしている場合が多かったです。アメリカの学生はアメリカ人も留学生もルームシェアをすることが多く、社会人もルームシェアをします。ルームメイトは同じ学校の学生とは限らず、学生でない場合もあると思います。

通常のアパートでのルームシェアは、実際には部屋(ベッドルーム)をシェアするわけではなく、それぞれが個別のベッドルームを使う場合が多いと思います。

●通常のアパートメントコンプレックスの一部を寮としてルームシェア
通常のアパートメントコンプレックスの一部をルームシェアを前提とした寮形式にしているものもあります。

下の写真は私が留学のリサーチの一環でロサンゼルスで語学学校に1週間だけ通った時に滞在した、アパートメントコンプレックスの一部をルームシェアを前提とした寮形式にしている建物です。私が滞在したのは2ベッドルームのアパートで、日本でいうところの2LDKのような作りになっています。広いリビングとキッチン、2つのベッドルームの1つには2段ベッド、もう1つには2段ベッドと単体のベッドがあり、5人滞在できるようになっていました。学校と提携していて、ルームメイトは皆同じ学校だったと思います。

リビングが広く、他のルームメイト達は毎日のように友人を呼んで騒いでいました。ただしここは学生はアルコール禁止となっていました。

ここは朝食も夕食も自分で作るか買ってきて食べます。

 

●寮形式の建物でルームシェア
ルームシェアが前提となっている寮形式の建物の場合は文字どおりひとつの部屋を2~3人でシェアします。複数のベッドが置かれている場合と2段ベッドが置かれている場合があります。

下の写真は私が留学のリサーチの一環でサンフランシスコで語学学校に1週間だけ通った時に滞在した、ルームシェアが前提となっている寮形式の建物です。民間のホテルスタイルの寮といった印象です。1階ロビーに受付があり、安いホテルのロビーのような印象です。

部屋の様子です。日本でいうところの広めのワンルームで、それを2人でシェアするためベッドと机が2つずつ置いてあります。このベッドルーム以外は基本的に玄関とバスルームだけなので、自分の荷物はスーツケースやカバンなど旅行で持ち運ぶ程度の量しか置くスペースがありません。ルームメイトとなる留学生は国籍も年齢も様々で、学校も同じとは限りません。それぞれ滞在期間が違うため、いずれ変わっていきます。窓からの風景です。キッチンです。朝食はパンとシリアルとコーヒーを自分でとって食べるようになっています。ここは夕食は自分で作るか外食だったと思います。

 

下の写真は別の寮形式の建物です。上の物件を頼んであったのですが、当日行ったら空きがないので2日だけ系列の別の建物に泊まるように言われて泊まった場所です。

部屋の様子です。ここは2段ベッドですね。この写真ではテーブルが1つしかありませんが、ルームメイトがいたので、受付スタッフに言ってもう一つ入れてもらいました。

窓からの風景です。ここも上の物件同様のキッチンがあり、朝食なども同様です。実は2日目はこの同じ建物の別の部屋を使うように言われました。こちらは一人部屋でしたが、トイレのない部屋で、トイレやシャワーは廊下にあります。短期間なら構いませんが、本番の長期の留学ではもっといい物件にしたいと思いました。

 

その他、多くはないですが一軒家をシェアする場合もあります。私が映画学校に通っていた時、あるクラスメートは一時期一軒家をシェアしていました。

語学留学生と大学、大学院生の住む場所の傾向の違い

語学留学の場合と、大学や大学院の場合とで住む場所の傾向が違います。

語学留学生の場合

語学留学生が滞在する物件は、民間の寮(主に学生のシェアルームとして利用されているホテルスタイルの寮や、学生のシェアルームとしても利用されているアパート)などが多いと思います。

語学留学の場合通常のアパートに住む留学生は少ないのではないかと思います。理由は以下です。

・アパート探しに手間がかかり契約手続きにハードルもある
日本でも物件探しはそれなりに時間がかかると思いますが、語学留学生の場合留学開始時点ではまだ語学力は高くなく、自分で探すのは困難だと思います。留学サポートエージェントにアパート探しのサポート(有料)を依頼することができますが、物件の候補は実際に見にいって決める方がよく、時間がかかります。いい物件が見つかっても、アメリカでの保証人が必要な場合もあります。

・契約期間が設定される
語学留学の期間は学生本人の都合で決められますが、アパートの契約は1年などの契約期間があるため、特に短期間の留学の場合はうまく合わない場合もあると思います。

・家賃が高い
アパートの家賃は収入のない学生にとってはかなり負担となります。

大学、大学院生の場合

大学、大学院生の場合はアパートに住む場合が多いのではないかと思います。一人で住む場合とルームシェアをする場合がありますが、アメリカではアメリカ人、留学生にかかわらずルームシェアをする場合が多いようです。前述したように、実際には部屋をシェアするわけではなく、それぞれの個室に分かれている場合が多いです。