映画によっては批評家の評価と観客の評価が大きく異なる場合があり、興味深いです。
「批評家の評価は低いが観客の評価が高い映画」
「批評家の評価は高いが観客の評価が低い映画」
をピックアップします。
それぞれの映画の評価、スコアは以下のウエブサイトなどで見ることができます。
Rotten Tomatoes
映画やテレビドラマなどについて批評家と観客の評価とレビューを掲載しているウエブサイトです。
https://www.rottentomatoes.com/
Metacritic
同様のウエブサイトです。ただし、批評家のスコアは100点満点中の点数が示され、ユーザースコアは10点満点中の点数が示されているようです。
https://www.metacritic.com/
スコアは母数が大きければあまり変化はしないと思いますが、更新されていくと思われます。
■ストーリー(あらすじ)
洋館で記憶を失った状態で目覚めた女が、突入してきた特殊部隊に拘束され、その洋館の地下にある医薬品メーカーの極秘研究所で全所員を死亡させたコンピューターをシャットダウンするのに連れていかれるが、彼らがコンピューターをシャットダウンしたことで、ウイルスでゾンビ化した所員や犬が抜け出し襲われる。
カプコンのゲーム『バイオハザード』シリーズを原作・原案とするサバイバルアクションホラー映画です。監督のポール・W・S・アンダーソンは原作のファンとのことで、本作の脚本家・プロデューサーでもあります。彼が監督に決まったのは2000年後半で、計算すると35歳の時だと思いますが、それまでに何本かの映画を監督しています。
うまくまとめたと思いますが、ゾンビも含め登場人物達の行動(演技)があまりリアルには感じられないなど欠点もあり、それが批評家に評価されていないことにつながっていると思います。
しかしアンダーソン監督はその後も映画『バイオハザード』シリーズを手がけ、主演のミラ・ジョヴォヴィッチと結婚していますので、彼にとっては重要な作品だと思います。
■ストーリー(シンプル版)
ポンコツ警官コンビが麻薬取引を追うが、毎回ムチャクチャになる。
■ストーリー(あらすじ)
一人は粗野、一人は平穏を愛するポンコツ警官コンビがいつも口ゲンカをしながら麻薬取引を追うが、毎回ムチャクチャになる。平穏を愛する警官の妹は粗野な警官のガールフレンドでもあり、麻薬取締局の捜査官としておとり捜査で麻薬王に迫っている。それを心配したポンコツコンビが手を引かせようとするが、自分達のせいで関係が麻薬王にバレて、彼女は拉致されてしまう。
監督のマイケル・ベイらしさが発揮されたアクション映画です。派手なカーチェイス、カークラッシュ、爆発、銃撃戦が魅力で、下ネタの多さや悪趣味さも特徴となっています。本作のカーチェイスは特筆すべきカーチェイスシーンの一つとみなされているようで、高速道路上で何台も車が転がったり、クラッシュする車の中にカメラが置かれていたり、迫力のある映像となっています。
「Bad Boys」には「悪友」という訳が割り当てられています。基本的には主人公警官コンビのことですが、最後に片方の妹でもう片方のガールフレンドを助けるために、警察内の悪友達が力を合わせるのが一番の見どころだと思います。
派手なアクションが好きで下ネタも楽しめる人は楽しめる映画だと思いますが、たしかに批評家が好む内容ではないかもしれません。上で紹介したMetacriticの方では観客のスコアも低めです。
■ストーリー(あらすじ)
重大な出来事の記憶が欠落してしまう少年が青年になった時、自分の意識を過去の場面に飛ばせることに気づき、悪い結果をもたらした事件が起こらないように関与するが、逆に状況が悪化してしまい、何度も過去に戻る。
ドラマチックな展開で、面白いストーリーだと思いますが、これを低く評価している批評を読むと、そもそもここで描かれているのはバタフライエフェクトとは違うという点と、悪い結果をもたらした事件のエピソードがどれも暴力的だったり悪趣味であることが理由のようです。
■ストーリー(あらすじ)
自意識過剰でテレビの記者をクビになり彼女にも振られた男が、
融合した邪悪な宇宙生物が頭に話しかけてきたり、
それらのことが「批評家の評価は低く観客の評価が高い」原因ではないかと思います。
■ストーリー(あらすじ)(シンプル版)
伝説の巨大怪獣達が目覚めて戦い、人間達はあたふたする。
■ストーリー(あらすじ)
伝説の巨大怪獣達への考え方の違う人間の組織どおしが争い、その混乱から巨大怪獣達が目覚めて戦い、人間達は逃げまどう。
怪獣調査をする秘密機関の女性科学者及びその娘と、考え方の違いから別れた元夫の家族のストーリーや、人間の組織同士の争いも描かれていますが、トップクラスの巨大怪獣達の戦いの前ではあまりリアリティを感じられず、芹沢博士も存在感が薄いです。
巨大怪獣が戦い人間達が逃げ惑うアトラクション的スペクタクル映像として楽しめる人は楽しめると思います。