ここでは、サンフランシスコの映画学校(及び映画コースのある学校)を紹介します。
私が応募する予定にした映画学校AFIやNew York Film AcademyのLA校のほか、留学前に見学したUCLAやUSCもロサンゼルスエリアにあります。
これらを含むアメリカの主要な映画学校はリサーチ済みですが、アメリカには他にもたくさんの映画学校や映画コースのある学校があり、せっかくサンフランシスコで生活しているのでサンフランシスコの映画学校もいくつかリサーチしました。
アメリカの主な映画学校についてはこちらの投稿をご覧ください。
一ヶ所はSan Francisco Art Instituteという私立の美大で、サンフランシスコのやや北東エリア、ロシアン・ヒル(Russian Hill)の急な坂にあります。フィッシャーマンズワーフも近いです。
San Francisco Art Instituteウエブサイト
https://www.sfai.edu/
Undergraduate(日本の大学:学士に相当)とGraduate(日本の大学院:修士に相当)を持ち、両方に映画学科があります。Graduateの映画学科はMFA(Master Of Fine Art)プログラムです。アポをとり、キャンパスツアーに参加しました。美大らしく、版画の教室などいくつかの学科の教室も見学しました。美大出身の自分にとっては懐かしい印象で、良くも悪くも昔に戻るような気持ちがします。映像関連の教室も見学します。
学校案内のパンフレットをもらいました。(後日郵送されてきたかもしれません)以下のように大きいです。下に置いたのは比較のための500円硬貨です。
このキャンパスツアーと合わせて、入学カウンセラーに個人的にカウンセリングを受けることもできます。作品を見てもらい、フィードバックと合格のための助言が受けられます。私は自分の映像作品のDVDを持参しました。逆に、お願いして卒業生の作品も見せてもらいました。ビデオデッキとモニタの置かれた部屋を使わせてくれ、VHSで保管してある学生の作品を自由に見せてくれました。
ここの映画学科は実験的映像作品の制作を主眼にしており、ストーリーのある映画作品を制作したい自分の方向性と違い、また、求められるTOEFLのスコアも非常に高いため、この学校は受験候補にはしませんでした。
ただしこの学校ではしばしば講演会を一般に解放しているのため時々聞きにいきました。
もう一校見学したのは、San Francisco School of Digital Filmmakingという映画学校です。通っていた英語学校St Gilesのそばにあります。
この学校はその後San Francisco Film Schoolに名称を変更したようです。
San Francisco Film Schoolウエブサイト
http://filmschoolsf.com/
https://www.sanfranciscofilmschool.edu/
San Francisco Film Schoolウエブサイト内の、名称変更が確認できるページ
https://www.sanfranciscofilmschool.edu/programs/
ここは1年間のコースが最長のようです(2011年当時)。同じ語学学校のクラスメートで同じく映画制作をめざしているロシア人を誘って見学に行きました。
こじんまりした学校ですが、過去の学生の作品上映もあり、極めて完成度の高い作品がありました。それは学校の授業によるものか、その学生にもともと経験や能力があったためかはわかりませんが、AFIやNYFAに受からなかった場合の候補にしようと思いました。
ただしこの学校の場合、F-1ビザではなくM-1ビザが必要です。これは職業のための専門知識を学ぶ学生のためのビザで、F-1ビザからM-1ビザへのステータス変更は移民局への申請により可能ですが、M-1からF-1へのステータス変更はできないため、ここに1年間通う間に他の主要な映画学校合格を目指すとか、1年間終了後また語学学校にトランスファーするということができないため、最後の手段となります。
この他、アカデミー・オブ・アート大学(Academy of Art University)もUndergraduateとGraduateを持ち、両方にMotion Pictures & Television学科がありますがこの学校はCG学科(Animation & Visual Effects)が有名で、この学校出身の日本人がアメリカのCG会社に雇われた例は多いようです。
アカデミー・オブ・アート大学 (Academy of Art University)ウエブサイト
https://www.academyart.edu/
「海外で働く映像クリエーター-ハリウッドを支える日本人-」鍋潤太郎著(2008年刊)という本に紹介されている48人のうち9人はこの学校出身です(必ずしもCG学科ではないです)。しかし私の場合は映画制作を学びたいと思っており、アカデミー・オブ・アート大学の映画のコースは印象が薄かったため、候補にはしませんでした。
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