ニューヨークフィルムアカデミー(New York Film Academy)では、ワークショップなど授業としての撮影では学校側が必要な機材を運搬してくれますが、学生それぞれの撮影プロジェクトでは、必要に応じて自分でトラックを手配して使います。
トラックをレンタルできる会社は下記が一般的で、ロサンゼルスエリアだけでなく広い範囲で展開しています。
PENSKE
https://www.penske.com/
UHAUL
https://www.uhaul.com/
→アクセスに不具合があります。
撮影の規模によって異なりますが、使うトラックは概ね以下の写真のような感じです。学生映画の場合、トラックの運転は自分で行うかクラスメートに頼むと思います。
以下はバンの例です。
トラックをレンタルする場合の注意点がいくつかあります。
●重量のある機材を運ぶ場合は電動昇降機付きのトラックを選ぶ
ドリーなどの重量のある機材を運ぶ場合は後部にパワーゲートと呼ばれる電動昇降機付きのトラックを選びます。アメリカではリフトゲート(Liftgate)というようです。
▶︎ドリーを含む、アメリカでの撮影機材や道具についてはこちらの投稿をご覧ください。
パワーゲート付きで予約したにもかかわらず、借りる当日に行くと、パワーゲート付きはなくパワーゲートなしのトラックならある、と言われたことがあります。単なるミスか、どのみち借りるだろうと足元を見てトラックをやりくりしているのかわかりませんが、パワーゲート付きで予約しているし、どこかの拠点から手配できないかと聞いても、ない、の一点張りでした。
対応したスタッフも単に貸し出し事務をしているだけで、解決しようともしません。このあたりはアメリカ的です。
トラックを運転してもらうクラスメートにも来てもらっており、スケジュール的にも他を当たる余裕はありませんでしたので、仕方なく、使うドリーの方を軽量のものに変更することにし、パワーゲートなしのトラックを借りました。
●そのトラックをロケーションのそばに駐車しておけるか確認する
駐車場・駐車スペースの有無や、トラックを駐められる広さがあるか確認します。もっとも、ロサンゼルス周辺は日本(東京)に比べると道幅や駐車場が広めでそのへんが問題になることは少ないと思います。
搬入出時以外も撮影中ロケーションのそばにトラックをそのまま置いておければ、常に必要な機材や道具以外はトラックに置いておいて、必要な時に持ってくることができます。
●夜間駐めておける場所を確保しておく
上記とも繋がるのですが、たいていの撮影は数日にわたると思います。1日で撮影が終わる場合でもその日のうちに機材や道具を返却しトラックの返却まで完了できることは少ないのではないかと思います。夜間駐めておける場所の確保が必要です。