グリフィスパーク

ロサンゼルスとバーバンクの市境に、丘陵地帯を利用したグリフィスパーク(Griffith Park)という広い自然公園があります。丘陵地帯と表現しましたが、標高495mの山や谷が複雑に集まった場所です。多数のピクニック公園やいくつものトレッキングルート、動物園や天文台もあり変化に富んでいていろいろ楽しめます。

ちなみに東京にある高尾山は標高599mで、登山の入り口でもあるケーブルカー乗り場からの高さは333mとのことです。

グリフィスパークウエブサイト
https://www.laparks.org/griffithpark

有名なハリウッドサインもグリフィスパークの山頂そばにあります。ロサンゼルス側から見ると、グリフィスパークを挟んでハリウッドサインの向こう側がパーバンクです。

 

ロサンゼルス地区の滞在中、グリフィスパークは様々な形で利用しました。

一つは自分やクラスメートのショートフィルム(短編映画)のロケーションとしてです。全ての学校でそうかどうかはわかりませんが、アメリカの映画学校での映画制作は実際の小規模映画制作と同じ手順で進めるため、様々な事務・契約手続きの一環で撮影許可も取ります。ロケーションオーナーと撮影に関する書類を取り交わし、その地域の撮影許可管理事務所への申請も必要です。管理事務所への申請は学生料金が適用されハードルは高くないものの、学生の場合最終的にOKが出るのは撮影直前となりロケーション探しは難航する場合がありますが、グリフィスパークは比較的許可が取りやすいため屋外のシーンはグリフィスパークを使う学生が多く、私も何度か利用しました。グリフィスパークを利用する撮影ではいくつか注意が必要です。

ひとつは待ち合わせに苦労する場合があることです。広大な範囲に点在する駐車場のうち撮影場所から近いところで待ち合わせしますが、それが地図に乗っているわかりやすい場所のそばであればいいのですが、そうでない場合は場所の特定が難しく、グーグルマップ上の緯度経度で指定しつつ航空写真に記しをつけて役者やクルーなど関係者に連絡をするのですが、それでも迷う人が続出し撮影開始が大幅に遅れたこともありました。もう一つの注意点は、公園で撮影をしていると管理スタッフが来て許可を取っているか確認されることがあるため、許可証を携帯しておく必要があります。私の撮影中も管理スタッフが来ました。

その他、トイレはピクニック公園そばにしかありませんのであらかじめ行っておくこと、自販機や売店はごく限られた場所にしかありませんので飲料水や予備のバッテリーを準備しておくことなども重要です。私の撮影の時もカメラ担当のクラスメートが予備のバッテリーを準備しておらず、念のため持っていっていた私の一眼レフカメラで残りを撮影したことがありました。

 

グリフィスパークを利用したもう一つは、健康維持のためのトレッキングです。学校に通っている間は土日も含めて忙しくスポーツなどをしている時間はほとんどありませんでしたが、卒業後OPTを利用してフリーで仕事をしていた期間は自宅で作業することも多く運動不足になりがちでしたので、しばしば歩きに行きました。

その時期にはすでに持っていた車を運転して自宅から近いトレッキングルートそばの駐車場まで行き、そこから未舗装の坂道を1時間ほどかけて歩いて往復しました。バーバンクやグレンデールを見下ろせるルートや、天文台そばのルートからはロサンゼルスの街やビル群の眺めもよく気持ちいいです。結構きついので、時々行けばいい体力作りになると思います。グリフィス天文台を目的に訪問する場合、休日は天文台の駐車場だけでなく周辺の道の路肩まで駐車する車が一杯になりますので注意が必要です。トレッキングと天文台訪問を組み合わせる気力と体力があれば、ふもとに駐車して天文台までトレッキングすることはできます。グリフィス天文台にはカフェがあります。

 

ハリウッドサインまで行くこともできますが、いきあたりばったりだとたどりつけないと思います。これは別の機会に説明します。