サンフランシスコで英語の勉強を始めて1年を目前にした頃、9月開始の映画学校に出願するためにはTOEFLスコアが足らず、当初9月から翌年の7月までにしていた語学学校やアパートを延長しましたが、その後9月頃から耳鳴りがするようになりました。自分の人生で始めてです。
最初は救急車や消防車のサイレンが響いて聞こえるのから始まり、血流のサーっという音が聞こえる感じ、そして次第に、詰まる感じがするのに加え、歩いたりしたあとにうっすらゴーっと鳴るようになりました。これも血流を聞いているような印象です。医者に行って薬を処方してもらいました。
耳鳴りの原因は明らかでないとも言われますが、医師の説明では、耳鳴りは様々な要因がありストレスも原因になり得るとのことでした。自分の場合はストレスが原因だと思います。
映画学校は語学学校と違っていつでも入学できるわけではありません。英語の勉強が長引けば長引くほど生活費と学費がかかります。継続するストレスによって寝ているあいだも息が荒くなっていたため、それが耳に継続して圧力をかけて変調をきたしたのではないかと思います。
見てもらった医師は原因までは踏み込まず薬の処方をしただけでした。そこで、もともと睡眠を多くとる必用を感じており、語学学校延長にあたって受講する授業を午前だけに変更していましたが、少しでも睡眠の質をあげるため引き続きコーヒーはなるべく飲まないようにし、飲む場合は可能な限りデカフェにしました。英語の学習はアスリートのトレーニングのようだと思いました。
ありがたいことにNYFAは年2回入学時期がありますが次は1月であまり時間はなく、その出願締切時期までに必用な英語力に達しなければなりませんでしたが11月になってもそうやすやすとスコアは上がりませんでした。これを逃すと次はさらに1年後の9月です。
この耳鳴りはその後ロサンゼルスに引っ越し映画学校に通いはじめてもしばらく続きました。