映画「テネット」をイオンシネマ シアタス調布の4DXのシアターで見ました。メリットとデメリットを感じましたのでお話しします。映画の内容には基本的に触れません。
「TENET テネット」フルサイズ版をIMAXレーザー/GTの映画館で見た感想についてはこちらの投稿をご覧ください。
4DXは座席が動いたり振動したり、空気が吹き出したり、霧が天井から降ったり、スモークが出たり、壁の照明が光ったりするアトラクション的演出のあるシアターです。
イオンシネマの4DXについてのページ
https://www.aeoncinema.com/4dx/
私が以前「テネット」を見たIMAXレーザー/GTのシアターのスクリーンと比べると、IMAXレーザー/GTは大きなスクリーンサイズが売りの一つですので、今回のスクリーンはもちろんそれよりもコンパクトです。IMAXレーザー/GTのシアターで見た時は自分の選んだ席が前過ぎ(シアター12 e-12)、画面全体は視野に収まらないほどでしたが、今回はシアター中央の座席(スクリーン6 E-9)を確保したためきちんと見ることができました。
4DXの演出の効果は映画によって変わるのではないかと思います。以前映画「レディプレーヤー1」を3Dの4DXで見た時は立体視で映像を見ているため比較的相乗効果を感じましたが、3Dではない映画の場合、観客はスクリーンの向こう側(映像中)で起きていることを座席から見ており、ストーリー中の出来事とシアターの座席は関係していないため、連動して動いたりすると違和感があります。
「テネット」でもシーンによって座席が動いたり振動したり、空気が吹き出したり、霧が天井から降ったり、スモークが出たり、壁の照明が光ったりしました。カーチェイスのシーンなど一部のシーンはそれらの効果を楽しめましたが、例えばファイトシーンは画面の中で起きているのに自分の座っている座席が振動することに違和感がありました。またこの映画は複雑な内容のため何が起きているのか考えながら見る必要があり、4DXの演出によって映像に集中できないと感じることもありました。
4DXの効果を設定する人はおそらく、映画の内容に合わせて4DXの様々な効果から適切な場所で適切な効果を選んでいると思いますが、すでにある効果から選んで後付で設定している以上、個々の映画の内容とのマッチングには限界があると思います。
私がIMAXレーザー/GTのシアターと4DXのシアターで見た印象では、特に初見で見る場合は少なくともIMAXのシアターで見るのがいいのではないかと思います。
理由
・「テネット」はIMAXのフィルムカメラで撮影されており、IMAXのスクリーンの縦横比はほぼその全てを映すことができる
・特に初見で見る場合は、4DXだと座席の動きなどの演出が内容を理解するのを邪魔する可能性がある
・IMAXの鑑賞料金は2500円(通常時一般料金+IMAX鑑賞料金)、4DXの鑑賞料金は2800円(通常時一般料金+2D作品4DX追加料金)で、IMAXの方が安い。(劇場によって異なるかもしれません)
●「テネット」4DX鑑賞料金 一般
2800円(通常鑑賞料金1800円+2D作品4DX追加料金1000円)
日によって、通常鑑賞料金1800円のところ毎月1日は鑑賞料金1,100円(ハッピーファースト)、毎週月曜日は鑑賞料金1,100円(ハッピーマンデー)などの割引があります。
●入場者特典
「テネット」鑑賞では入場者特典として「テネット」のポストカードをいただきました。
●トイレ
池袋グランドシネマサンシャインのエントランスロビー(チケット売り場のあるロビー)の男性トイレの個室が3つだけでシネコンのトイレにしては少ない印象だったため、イオンシネマ シアタス調布でも確認してみました。やはりロビーの男性トイレに個室は3つでしたが、ロビーと同じ階のシアターエリア内部にもトイレがあり、個室は6つでした。
●感染症対策
座席は1つおきに座るようにしてありました。インターネット上でチケットを購入する時にすでにそれがわかります。
ロビーにある木のベンチは、間隔をおいて座るように表示がおいてありました。
シアターエリアの入口(チケットを見せるところ)に体温を測るサーモカメラが置いてあり、瞬時に出る結果を係員が確認後にお客さんをシアターエリアへと案内していました。
チケットは見せるだけでOKでした。
マスクをつけ、シアター退出時には他の人と距離をとるように案内がありました。
前述のどちらの男性トイレも小の便器は1つおきに使うように表示が貼ってありました。
この書籍の紹介はこちらの投稿をご覧ください。