日本の都市圏では多くの人が電車で通勤しており、大きな駅はもちろん小さい駅でも駅周辺にはお店が集中していて、夜は最寄りの駅からそれらのお店に寄りつつ徒歩やバスで帰る人も多く、街に比較的人がいる印象があります。
ロサンゼルスエリアは広大で、地下鉄など電車もあるものの日本の大都市の鉄道網ほど便利ではなく、車社会で車が主要な移動手段となっており、観光客の多い繁華街などを除けば昼間でもあまり人が歩いていません。
そもそも人が歩いていないことに加えて繁華街とそれ以外の場所が離れており、夜は繁華街を離れると本当に人がいなくなります。住宅地でも同様です。
日本でも駅から離れるにつれて夜間の人通りは少なくなりますが、比較的治安がいい前提で歩いていることと慣れているせいもあって特に男であれば怖さを感じることはないと思いますが、ロサンゼルス周辺は夜になると住宅地でも閑散とした怖さがあります。
下の写真は、ファッションディストリクトのそばにあるビルの屋上を使った撮影に参加した時の夜の様子です。19時頃のビルの裏側で、停まっている車は我々の撮影機材車です。
通りの先に照明の光る高層ビルが見えることからわかるようにここはダウンタウンエリアですが、繁華街からやや離れており、ビルの表側(大きな通り側)にもほとんど人がおらず、古い建物が多いため寂れて閑散とした雰囲気があります。
この日は撮影に参加した後、そのまま自分の撮影用のロケハンで周辺を歩きました。
ファッションディストリクトはファッション関連の卸問屋が集まるエリアで、かなり賑わうようです。昼間に行ったことがないためこれらの写真の場所の昼間の様子はわかりませんが、夜は人がいません。
これは別の日に違う場所をロケハンした帰りです。アーツディストリクトだったと思います。倉庫を使った撮影スタジオやレストランなどもあるエリアですが、やはり人がいません。
治安が悪いと明確に言われている場所は避けていますが、ファッションディストリクトもアーツディストリクトも治安が悪いと言われるスキッド・ロウに隣接していますので、本来夜間の一人歩きは避けるべきかもしれません。
▶︎ロサンゼルスの治安についてはこちらの投稿をご覧ください。
バーバンクはロサンゼルス郡に属する都市で、ワーナーブラザーズやディズニーなどもあり映画産業の実際の中心とも言われ、治安の良い住宅地でもあります。
私が通ったニューヨークフィルムアカデミーのロサンゼルス校は実際にはバーバンクにあり、私はバーバンクのアパートに滞在しました。
▶︎私の滞在したバーバンクのアパートについてはこちらの投稿をご覧ください。
バーバンクもロサンゼルスエリアのため車社会で、昼間でも歩いている人をあまり見かけませんが、夜になるとさらに人がいなくなります。
住宅地を通る主要な道路の交差点にはサブウエイなどもありますが、歩道を歩いてる人は見かけません。いたとしてもそばに住んでいる人がサンドイッチを買いに来ているのをたまたま見かけるときくらいだろうと思います。
夜の22時頃ですので日本でも同じような感じかもしれませんが、人どころか車もほとんど走っていません。
▶︎ロサンゼルスとバーバンクについてはこちらの投稿をご覧ください。
サンフランシスコはロサンゼルスと違い、狭い範囲にレストランや住宅が集まっており、特に繁華街は観光地でもあるため、夜でもたくさんの人がいます。
▶︎サンフランシスコの夜の様子についてはこちらの投稿をご覧ください。
また、単純な比較にはならないと思いますが、サンフランシスコからサンフランシスコ湾を挟んで内陸側にオークランド(Oakland)という場所があり、特に夜間は治安が悪いと言われているエリアですが、かなり賑わっていて、ロサンゼルスエリアの夜と全く様子が異なります。
▶︎オークランドの夜のギャラリーについてはこちらの投稿をご覧ください。