ここでは私の留学時の家具家電の購入の様子と、映画留学をする場合に家具家電を買う時には意識しておくといいと思うことをお話しします。
留学は遅かれ早かれいずれ帰国するため、帰国する時に不要になるものはなるべく買わないでおきたいものです。大きいものや重いものなど簡単に処分できないものは特にそうです。例えば、冷蔵庫、洗濯機、ベッド、机などがそれにあたります。
しかし、家具付きのアパートでない場合は買うにせよ人から譲り受けるにせよ自分で持ち込む必要があります。
私は渡米時に、日本のアパートで使っていた冷蔵庫は処分し、洗濯機は妹へ譲り、机も処分しました。家電を処分したのは日本とアメリカで電圧が違うためと、荷物の運送費をなるべく少なくするためです。ベッドは持っていませんでした。
サンフランシスコのアパートは冷蔵庫、ベッド、机付きで、地下にコインランドリーがあり先に上げたような大型のものを買う必要がありませんでした。
しかしロサンゼルス(バーバンク)のアパートは普通のアパートで、半地下にコインランドリーがあったため洗濯機は不要でしたが、それ以外の家具や家電は持ち込む必要がありました。
ある程度リサーチする余裕や受け取りに行く手段があれば、同じ学校の卒業生が帰国する時に行う引っ越しセールや、リサイクル店で買う方法もありますが、私はサンフランシスコからロサンゼルスへの引っ越しは授業開始直前で当時車もなかったため、手っ取り早く入手するためにBest Buyで小型の冷蔵庫を買い、IKEAで安いベッドと机を買いそれぞれ配達してもらいました。
ベッドは帰国時の処分のしやすさを優先したため、木材を組んだだけの簡素な作りの分解しやすそうな安いベッドを選びました。$89.99(full/double L197cm x W142cm x H80cm)でした。強度も問題なく移動も比較的簡単だったので正解だったと思います。
ただし、マットレスは安さよりも睡眠の質を優先し、横たわった時に楽で気持ちの良いものを購入しました。$300程度だったと思います。
机は安い簡易的なものを買いました。$69のものが$55になっていました。
このように私は安さや分解のしやすさ優先で家具や家電を買いましたが、別の視点で考えると選び方が変わってくるかもしれません。
映画学校に通い始めて感じましたが、撮影で屋内のシーンを撮る場合、たいていソファやテーブル、ベッド、机などが必要になります。しかし、大きいものを撮影のたびに探して準備するのはかなり手間と費用がかかります。
特に最初のうちの撮影プロジェクトでは準備の時間がなく皆自分のアパートを使うため、自ずと自分の使っている机やベッド、ソファやテーブルをセット/小道具として使うことになります。
自分のストーリーと合わないものを使っている場合はそれができませんので、自分のアパートの家具の購入時に、先々撮る予定のストーリーや世界観が決まっている場合は、そのストーリーや世界観に合うものを買っておくといいかもしれません。
ただし、しっかりした家具を買った場合は日本に戻る時の処分が簡単ではないと思います。
同じアパート内や学校やネット上の掲示板でセールの告知をしますが、タイミング(時期)にもよると思いますが、私の経験では簡単には買い手がつかないです。最終的にはリサイクル店に二束三文で買い取ってもらうことになります。
▶︎アメリカから日本への帰国準備で車や家具・家電を売った様子についてはこちらの投稿をご覧ください。