前の投稿「留学に向けたリサーチ3」では、私がロサンゼルスとサンフランシスコで語学学校を見学し、ロサンゼルスでは映画学校AFIの見学ツアー参加と語学学校EFに一週間通学した様子を紹介しました。
ここではさらにサンフランシスコで語学学校に一週間通学してみた様子を紹介します。
今回も事前に、株式会社留学情報館(ロサンゼルスインフォ)を通じて語学学校St Gilesと寮の申し込みをしました。
1日目(土)
サンフランシスコ国際空港からスーパーシャトルで滞在場所へ。費用を抑えるため、今回も語学学校と提携するルームシェア形式の民間の寮にしました。Vantaggio Turk Streetというところです。Turk Streetというのは、その建物が面している道の名前です。
ヴァンタッジオ タークストリート(Vantaggio Turk Street)ウエブサイト
https://vantaggiosuites.com/locations/turk/
→その後リンク先がなくなり、Vantaggioの別の場所に転送されます。
事前に申し込んでありましたが、部屋がまだないので2晩だけ同じVantaggio系列の別の寮に泊まってくれと受付のスタッフに言われ、そちらへ。当時のメモを見るとその時は寮の名前に通り(建物の目の前の道)の名称が含まれていなかったようですが、現在のVantaggio Garland (O’Farrell Street)だと思います。
この寮は薄暗く、狭い部屋に2段ベッドが1つと机兼テーブルが2つ置いてあり(最初は1つでしたが、もう1つ入れてもらいました)、バスルームのドアに鍵がありませんでした。冷蔵庫はありますがキッチンはなく、別の階にコンロやシンク、食事用テーブルの置いてあるダイニングキッチンがあります。朝食はそこに用意されたパンやコーヒーをセルフサービスで食べる方式でした。ルームメートはトルコ人で、お互いに英語が達者ではないので、電子辞書を使って英語を介してコミュニケーションしました。
薄暗く殺風景な部屋の様子
別の階のキッチン(奥)とダイニングエリア
2日目(日)
街の散策。書店のBORDERSに行ってみましたが閉店しており、時代の変化を感じました。ユニオンスクエアやAcademy of Art Universityのいくつかの校舎を確認し、実際の留学をする場合の候補と考えているいくつかのアパートの前まで行ってみて、周辺の環境をチェックしました。
その後ジャパン・タウンへ。日本に関連するレストランやショップが集まっているエリアです。食事後、ランズエンド(Lands End)へ。ゴールデン・ゲート・ブリッジが見えます。5月でしたが、夕方6時でも明るく、半袖でOKでした。
引き続きVantaggio Garland (O’Farrell Street)泊。ただし、昨日と違う部屋でした。こちらは部屋に風呂とトイレがなく、廊下にあるシャワールームとトイレを使うようになっていました。長期滞在時にここはありえないと思いました。
やはり薄暗く殺風景な部屋の様子(こちらは一人部屋)
廊下のトイレ
3日目(月)
8:30に寮の受付にカバンを預け、語学学校St Gilesへ。これが初日です。10分で着きました。General English Courseのエレメンタリークラスでした。授業後寮に戻り受付でカバンをピックアップして本来の寮Vantaggio Turk Streetへ。ブラジル人ルームメートが夕食に誘ってくれて、そばのマクドナルドへ行きました。夜には一緒にバーへ。
▶︎語学学校St Gilesについてはこちらの投稿をご覧ください。
下の写真がSt Gilesの入っている建物です。(追記:その後2019年に閉校)
Vantaggio Turk Streetの部屋は一部屋にシングルベッドが2つと机2つが置かれ、それ以外は歩くスペースしかない狭いシェアルームでした。部屋の机の椅子は竹のような素材のデッキチェアで、フレームがしなってしまっていて壊れかけており、まともに座れませんでした。実際の留学ではもう少しいい場所にしたいと思いました。
もう一ヶ所と同様、朝食は共同のダイニングキッチンに用意されたパンやコーヒーをセルフサービスで食べる方式でした。
Vantaggio Turk Streetの外観
シングルベッド2つと机2つが置かれた狭いが割合に明るいシェアルーム
キッチン
朝食は悪くないです。
このVantaggio Turk StreetからSt Gilesまでは目の前のTurk Streetを歩いて通学しましたが、後から知ったのですがこのTurk Streetは犯罪発生率の高いエリアとして知られるテンダーロインの地区を通っています。Turk Street自体も治安が良くないと言われ、確かに通り沿いのあちこちの建物の前に朝から人がたむろしており、具体的な危険を感じることはありませんでしたが、やや荒んだ雰囲気でした。
▶︎サンフランシスコの治安についてはこちらの投稿をごらんください。
▶︎テンダーロインについてはこちらの投稿をご覧ください。
4日目(火)
8:40学校のカフェの壁に貼られたクラスリストで教室を確認。この日は近くのショッピングモールWestfieldの建物の中にある会議室のような場所での授業でした。St GilesはMarket Streetを挟んで2つの建物の数フロアを使っていますが、状況によってはこのように他の建物の部屋を借りることもあるようです。
この時のクラスの学生の国籍構成は以下です。
サウジアラビア:3人
韓国:2人
ベルギー:1人
トルコ:1人
ブラジル:1人
5日目(水)
授業
6日目(木)
授業。4:30から学内でメキシコのCinco De Mayoにちなんだパーティーに参加しました。自由参加です。
7日目(金)
授業後は一人で学校のそばのSF MOMAへ。その後7:00に学校前に集合して劇場へ行き、前日申し込んであったSF Balletの「The Little Mermaid」を他の学生と鑑賞。語学学校では様々なアクティビティを用意しており、希望者は事前に申し込み、自由に参加できます。内容は、学校内での映画鑑賞、パーティ、先生が付き添う市内観光や博物館観覧、外部の旅行会社の主催する旅行など様々です。
8日目(土)
寮のチェックアウトは11:00まででしたが、9:30にチェックアウトし、バス停の電光表示によると次のバスまでかなり待たなければならないため、パウエル駅まで歩き、BARTで空港へ。サンフランシスコ国際空港発。
9日目(日)
帰国。前日朝のサンフランシスコは風が強く寒く感じましたが、日本はやや蒸し暑く感じました。
ロサンゼルスとサンフランシスコで下見や語学学校通学をした結果、少なくとも最初の語学留学はサンフランシスコの方が現実的だと思いました。理由は以下です。
●サンフランシスコの方が狭い範囲に様々な店などが集まっているため、食事や買い物やレジャーに困らず、車がなくても生活しやすい。
●サンフランシスコのSt GilesとレドンドビーチのEFを比較すると、St Giles はフレンドリーな雰囲気で活気があり、EFではただコンピューターに向かって英語の学習をする授業があったがSt Gilesにはそういった授業はない。
● その時の状況次第だと思うが、EFよりSt Gilesの方が真面目な学生が多い印象だった。
逆に、レドンドビーチはロサンゼルスの中でも郊外の住宅地で静かでしたが、サンフランシスコは夜や朝も車の音や時折吹く強い風の音が聞こえるので、滞在場所は慎重に選ぶ必要があると思いました。
留学のプランに続きます。