ニューヨークフィルムアカデミー(New York Film Academy – 略してNYFAと表現されます)は、世界の様々な場所で短期ワークショップを行っており、日本では京都太秦の東映京都撮影所で毎年開催されています。(2011年当時。現在の開催状況はご自身で学校へお問い合わせください。)
ここではニューヨークフィルムアカデミーの京都でのワークショップの様子を紹介します。
1週間(5日間)のワークショップで、アメリカ人講師が来てレクチャーし、参加者それぞれが短い作品を作るというもので、授業は英語ですが日本語のサポートもあります。また、このワークショップ受講後NYFAの1年以上の映画制作コースを受講する場合は、ワークショップの受講料がそのまま割引になります。
留学時の実際の授業の様子を知るために最適だと思い、留学前にこれに参加しました。
授業は東映の中の会議室のような場所を使い、映像制作や撮影の概要についての講義、東映のベテラン照明家のゲスト講義のほか、東映の倉庫や衣装部屋の見学もありました。
参加者は日本人4人強、外国人5人強で、大半の外国人は日本在住でした。日本の文化や映画が好きな外国人にとって、そして日本人にとってもこのワークショップは他にはない経験ができる貴重なものだろうと思います。日本在住の外国人参加者はそれなりに日本語が話せましたが、英語でコミュニケーションをすることが多かったです。片言の英語で話しました。
撮影は映画村として一般有料公開している時代劇のセットを使うことができます。生徒数名ずつでグループを作り、それぞれが自分の作品を監督する時、他のメンバーは役者やカメラマンなどのクルーとなります。自分で手配できるなら役者を呼んでもOKですが、みんな自分たちで演じました。撮影日は午前と午後にそれぞれ一人の監督が撮影し、4人のグループの撮影が2日でできるスケジュールだったと思います。
LAでのNYFAの実際の授業も、徐々に規模は大きくなっていきますが役者以外は基本的に同様の仕組みで行いました。
自分の撮影の時は、使おうと思っていた場所でプロが撮影を初めてしまい、そのうち雨も降りだし状況は芳しくありませんでしたが、必要なカットは撮り終え、最後に編集して上映し、無事終了しました。
自分にとっては登場人物のいるストーリーのある映像を作るのは初めてで、他の国の人たちと映画を作る経験は、ほんとうに楽しかったです。
ニューヨークフィルムアカデミー(New York Film Academy)は日本での説明会も行っています。説明会についてはこちら。