Psychology of Film(映画の心理学)の授業内容 概要
ここではニューヨークフィルムアカデミーの2年目の授業Psychology of Film(映画の心理学)について紹介します。
▶︎MFA Filmmakingコースの2年目の概要はこちらの投稿をご覧ください。
Psychology of Filmでは、キャラクター(登場人物)のタイプや心理など映画における心理学を学び、制作中のショートフィルムに活かしていきます。
内容
主に以下の内容について学びます。
自己実現のピラミッドと心理社会的ステージ
マズロー(Maslow)の自己実現理論の5段階のピラミッドや、エリクソン(Erikson)の心理社会的発達理論の8つのステージとそれぞれの段階・ステージの特徴について学びます。
心理学的・社会的「タイプ」
4つの心理学的・社会的「タイプ」を表すキーワードとして、Goal、Networks、Change、Proceduresを設定し、これらをストーリーの流れと併せて考えます。
感情
恐れ、怒り、悲しみ、喜びの構造、感情の動きについて学びます。
通常ではない心理について
Psychologic Disorder(精神障害)、 PTSDなどについて学びます。
キャラクターとボディランゲージ
ボディランゲージについて学びます。
映画における心理学
学んだことをベースに、既存の映画を分析し、発表します。
自分の映画プロジェクトのビジョンと目的
学んだことをベースに、制作中の自分の映画について考察します。
授業の感想
映画は多くの場合「何か問題や弱さを抱えた人物が、何かの状況に巻き込まれ、様々な困難に対処して、最後は状況を解決して成長したり先に進むか、無事もとの世界に戻る」ストーリーのため、キャラクター(登場人物)がどう感じ、どう行動するのかには心理が影響しています。
心理学的側面からそれを考えるのは面白いです。