ニューヨークフィルムアカデミーの撮影プロジェクト4 コンティニュイティフィルム(Continuity Film)

前回のミズアンセーンフィルム(Mise en Scene Film)に続くコンティニュイティフィルム(Continuity Film)撮影プロジェクトでは、複数カットを撮影して編集します。

引き続き同じチームで、2日間それぞれ午前と午後に分け、チームメンバーがそれぞれ順番に半日使って監督し、他のメンバーはクルーとなります。役者、ロケーションは自分で確保します。引き続き、NYFAアクターに依頼し、自分のアパートで撮影する学生がほとんどです。

私も前回のミズアンセーンフィルム(Mise en Scene Film)の時と同じアクティングの学生に参加してもらい、同じシーンの別ショットを撮影しました。今回は複数のカットを撮影して編集する課題のため、初めて一つのシーンとなります。

これはインストラクター(先生)によって違うのかもしれませんが、後の作品で必要となるショットをそれ以前のプロジェクトで撮影する学生もいるということはあらかじめ伝えられていました。

最初のうちは短い期間に撮影の練習としてのプロジェクトが次々と行われ、いくつか後のノンシンクフィルム(Non Sync Film)撮影プロジェクトで初めて一本の作品制作が課題となりますが、そこで必要となるショットをそれ以前の練習プロジェクトで撮影しておけば、より多くのシーンやショットが撮れることになります。ただし、早い段階でストーリーを考えておく必要があります。

ノンシンクフィルム(Non Sync Film)撮影プロジェクトで初めてFHDサイズのデジタルカメラを使うため、厳密にはそれ以前の練習プロジェクトで撮影したフッテージは使えないのですが、少なくともリハーサルにはなります。

道具類はARRIFLEX 16mmフィルムカメラ、三脚、ACキット、照明器具で、モノクロ、音なしです。

撮影時にインストラクター(先生)はつきません。複数グループが同時に別の場所で撮影するため、一人のインストラクターが見てまわることができないためだと思います。

後日720×480でデジタイズし、編集後、授業で講評します。